2026-08

工法選定

同じひび割れでも補修方法は同じではない|初期欠陥・損傷・劣化の違い

コンクリートにひび割れがあれば、ひび割れ注入工を考える。浮きや剥離があれば、悪い部分をはつって断面修復を行う。どちらも補修方法として間違いではありません。ただし、見えている変状だけを見て工法を決めると、ひび割れを閉じたのに再び開いたり、断面...
施工管理

上向き断面修復材が落ちるとき、まず疑うのは付けすぎ|厚塗りを避ける施工の考え方

橋梁床版の下面やトンネル上部など、上向きで断面修復材を左官施工すると、付けた材料が垂れたり、まとまって落ちたりすることがあります。このとき、材料が悪いのではないかプライマーが足りないのではないかもっと硬く練った方がよいのではないかと考えがち...
現地調査・照査

断面修復の数量はなぜ変わる?|設計調査と施工前調査では見るものが違う

断面修復工では、設計図面に記載された補修数量と、施工前調査後の数量が一致しないことがよくあります。施工者から見ると、これは珍しいことではありません。実際の現場では、設計数量から変わる方が一般的です。その理由は、設計コンサルが行う調査と、施工...
工法選定

なぜ舗装を復旧しない?|無舗装床版で部分断面修復と直接走行型防水を採用する理由

橋梁床版の補修と聞くと、床版を補修した後に橋面防水を施工し、その上に舗装を復旧する構成をイメージすることが多いと思います。しかし、既設橋の構造や地覆・高欄との高さ関係によっては、一般的な構成に戻せない場合があります。今回は、もともと舗装がな...
工法選定

補修工法はどう選ぶ?|必要性能・採算・施工体制から考える工法選定

補修工事では、同じ損傷に対して複数の工法が候補になることがあります。そのときに大事なのは、「自分がやったことのある工法だから」「一番安いから」「図面に書いてあるから」という理由だけで決めないことです。私の場合は、まず構造上・機能上きちんと補...
施工管理

図面だけを信じない|数量・仕様書・施工条件のズレを着手前に潰す考え方

補修工事では、図面どおりに施工すれば問題ないとは限りません。実際には、・数量資料・図面・特記仕様書・施工条件・現地の状況の間で、内容が少しずつずれていることがあります。私自身、着手前に最も注意していることの一つが、この「資料同士のズレ」です...
施工管理

補修工事の現地調査で何を見る?|着手前照査の進め方と確認ポイント

補修工事では、現場に入ってから考えるのでは遅いことがあります。私自身、現場は「始まる前に8割決まっている」と考えています。着手前の現地調査は、単に現場を見るためのものではありません。図面や資料で想定されている内容が現場に合っているかを確認し...
施工管理

初めて補修工事を担当したら何から見る?|数量・図面・工程・現地照査の順番

初めて補修工事を担当したころ、私は「まず何から確認すればいいのか」が分からず、実際の工事を進めながら試行錯誤して覚えてきました。図面の読み方や施工方法は教えてもらえても、工事を渡されたときに「数量、図面、工程、現地照査をどの順番で確認すれば...
漏水・止水工

注入止水工の基本手順|穿孔・注入から効果確認まで現場で見るポイント

コンクリート構造物の漏水対策では、漏水部へ注入材を送り込み、水みちを塞ぐ注入止水工が使われます。ただし、実際の施工は「穴を開けて材料を入れれば終わり」ではありません。コンクリート内部の水みちは目で確認できないため、注入した材料が想定とは違う...
漏水・止水工

止水工事の完了条件は着手前に決める|追加施工でやり損しないための考え方

この記事は、止水工事を担当する現場監督だけでなく、補修設計を行うコンサルタントにも参考になるよう、施工側から見た注意点をまとめています。止水工事は、施工を始めてから「どこまで止めるか」を考えると終わりが見えなくなりやすい工事です。私は、止水...